2025年度の大学入学共通テストについて
2022/09/01
こんにちは!今回は、2025年度からの大学入学共通テストについて書いていこうと思います。
今年の春頃に、2025年度からの共通テストが大幅に変更されることが発表されました。
教科ごとの変更点はこちらです。
①国語の試験時間が10分増
②地理→「地理総合、地理探究」
日本史→「歴史総合、日本史探究」
世界史→「歴史総合、世界史探究」
倫理→「公共、倫理」
政治・経済→「公共、政治・経済」
「地理総合、歴史総合、公共」(いずれか2科目を選択)
③数学①が「数学Ⅰ、数学A」「数学Ⅰ」
数学②が「数学Ⅱ、数学B、数学C」
*数学Bの2項目(数列、統計的な推測)および数学Cの2項目(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)のうち3項目を選択する。
*「数学Ⅱ(単独科目)」、「簿記・会計」「情報関係基礎」は選択できない。
④理科と英語の変更点なし
上記の変更点を詳しく解説していこうと思います。
まず、「歴史総合」は「生徒が、現代的な諸課題の形成に関わる近現代の歴史を主体的に観察する」という内容です。現代の歴史・世界全体の歴史を学ぶ必要性が高まっています。
そのため、現在の高校1年生の代から学校で「日本史」と「世界史」のどちらも必修となります。
「地理総合」は地図や地図情報システムなどを用いて、その情報を収集して読み取る技術を身に付けるという学習となっています。
「公共」の内容は今でいう「現代社会」と似ていますが、授業のスタイルが異なります。
授業で実際の社会の課題と向かい合い、それを自分たちで議論するというスタイルに変わります。
次に、数学について説明します。国公立大学を受験する生徒の場合は、文系・理系どちらとも数学①②の受験が必要です。数学Cが加えられたことによって、文系受験者の負担が大きくなります。
「数学C」の単元は「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」「数学的な表現の工夫(図、表、統計グラフなど)」の3つです。今の数学Bに新しい内容が加わり、統計グラフを読み取る力、さらなる思考力が必要です。
新しい入試制度に対応するために、1年生からしっかりと基礎力を身に付けることが大切です!基礎が固まっていないまま過去問を解いても意味がありません。
今から英単語や古文単語を覚える、数学の教科書の問題を解くなど1年生からコツコツ勉強していきましょう。受験対策が早ければ早いほど、志望校合格の可能性を広げることができます。
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