入試本番で何が合否を分けるか?&虚心坦懐
2021/06/16
本気で合格したいのなら、「入試本番で何が合否を分けるか?」を正確に把握しておかなければなりません。
では、何が合否を分けるのでしょうか。それは入試本番を想定すればわかります。
今から述べることは、過去にとある先生から教わった事なのですが、頭では分かったつもりでも真に納得、得心しなければまったく「馬の耳に念仏」になります。試験の本質をとらえた言葉ですが、これをなかなか得心できる人は少ないのではないでしょうか。でも、1人でも得心してくれる方がいれば役に立つと思いますので、述べます。
入試本番に出される問題は、2種類しかありません。
1.過去問で既出の問題←これが合否を分ける問題です
2.過去問で未出の問題←これは合否にあまり左右しません(∵入試問題は難しいものです。未出の問題に正解できる受験生はほとんどいないはずです)
1の「過去問で既出の問題」を「完璧に」(あいまいではダメ。絶対に完璧に。無意識でも正解できるくらい完璧に。)理解して正解できるようになれば、合格まで本当にもう少しのところまで来ています。
2の「未出の問題」は難しいから基礎知識(ほんとうに基礎知識。)を使えないかを考えて自分なりの道筋を解答できればよいです。ほとんど白紙で出す人が多いはずですから、基礎知識だけでも勝負できます。大切なのは、未知の問題だからといってへんちくりんなオリジナリティーあふれる奇妙なルールや定理、法則などをまだ青二才である受験生がいきがって書かないことです。こんなことをすると逆に基礎知識の理解がなっとらんと採点者に思われて、大減点されるのが関の山です。採点者の方が賢くて主導権をもっていますし、入試では基礎知識の確認が目的ですから、それに真正面から答えて基礎知識を理解している姿勢をアピールできれば、それだけでもう十分です。
だから、絶対に合格したければ「過去問で既出の問題を完璧に理解していることを表現できるように日頃から準備すること」が毎日の日課となります。全部やりつくしたら、その後で未出の問題を研究すればよいです(なかなかそんな時間がとれる現役生はいないだろうけど)。
ここまで読んでも、やっぱり過去問に目もくれない人が多いんでしょうね。仕方ないことです。
なぜなら、「落ちる人の方が、合格する人より多い」ですから。合格者は、少数派なんです(高校入試は落ちる人が少ないけれど、それは例外。そんな甘い世界は今後ない。大学入試以降は、合格する人の方が圧倒的に少ない。この事実を知ることが大切)。
ある意味、世の中うまくできているということなんだろうな、と思います。
なんとえらそうに書くのだろう、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、身近な合格者に聞いてごらんなさい。過去問ってそんなに重要なのか?と。十中八九、「いうまでもない」と返事されると思いますよ。
つまり、合格する秘訣はシンプルなんです。あとは、先人の教えに習う姿勢が持てるかどうか、つまり「虚心坦懐に合格するための勉強に臨む姿勢をもつこと」が大切です。
「虚心坦懐」の意味が分からない人は、自分で辞書で調べてください。
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