「嫌われる勇気」

2020/09/26

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みなさんこんにちは。

大阪大学基礎工学部4回生の小泉です。

 

 

無事に大阪大学 大学院 基礎工学研究科 に合格することが出来ました。

おめでとうございます。ありがとうございます。

今後は研究室にて、世の中の役に立てるような研究成果を出せるよう日々励んでまいります。

 

 

さて、今回は受験生の皆さんに、

いや、今回に限ってはこれに目を通してくださるすべての皆様に、お話ししたいことがあります。私がここ数日で受けて衝撃を皆さんにも受けていただきたいのです。

 

 

 

みなさんは嫌われる勇気という本をご存知ですか。

「アドラー心理学」を青年と哲学者の対話形式で読者に理解できるように書かれた本です。

私は以前から知っていたのですが、そのタイトルからどこか食わず嫌いをしていた自分がいました。

しかし、そのような躊躇は不必要だったと今ならわかります。いい本なので気になる方はいつか読んでみてください。

 

 

全て思うままに話したい気持ちもあるのですが、とくに私が共感し、そして受験生の皆さんにも日常に還元し易い部分をピックアップして伝えたいと思います。

 

 

 

テーマは、「原因論と目的論

 

簡単に言えば、過去に起きたことが原因で今の行動をしている(原因論)のではなく、今の行動をしたいがため、その理由を正当化するために、過去を持ち出していると考えるのが目的論です。アドラー心理学では原因論を否定し、目的論で考えます。

 

なぜなら――

 

 

先生にもっと集中して勉強しなさいと言われた時、

「今日は部活があって疲れているから集中して勉強できなかった。」

と答えたことがある人は多いと思います。

 

 

しかし、あなたは本当に部活が原因で集中できなかったのではありません。

 

 

この場合、あなたは集中して勉強をしたくないがために、今日は部活があったという過去を持ち出しているにすぎません。

 

 

かなり認めがたい事実だと思いますが、あとの話を読んでください。

 

 

 

原因論に基づいて、「部活があったから」という部分を認めてしまうと、部活がある日は必ず集中して勉強できないということになります。

しかし実際にはそんなことはありません。部活があっても集中できた日も皆さんはあることでしょう。ではなぜこのような原因論的考えに至ってしまうのでしょうか。

 

 

それは、自分を守っているからです。

部活がなければ集中できていたであろうと結論付けることで、自分には集中できる能力があるという可能性を残そうとしているのです。

 

 

ここで誤解してほしくないのですが、

私は、みなさんに集中できる可能性がないと言いたいわけではありません。

わたしはみなさんに「本当の目的」を意識してほしいと思っています。

 

 

みなさんの本当の目的は、「自分はやればできる」という可能性を残して、今日のやる気の出ない自分を守ることなのでしょうか。

 

 

いいえ、違います。

みなさんが本当にしたいことは

勉強して、力を付けて、志望校に合格すること」のはずです。

 

だから、勉強しろと言われた時に、

 

今頑張れそうにない自分を守るのではなく、

その自分を自覚し、「勉強しろと言われたからやる」という少し恥ずかしさを覚える行為を、すべきです。

なぜなら、本当の目的は賢くなることだから、志望校に合格することだから、です。

 

 

過去の出来事は今のあなたの選択には影響しません。頑張りたい、志望校に合格したいなら、今のあなたは目標に向かって本気で頑張るという選択ができます。

 

何かを原因に言い訳してしまうとき、この話を思い出して、

自分の本当の目的を考えてみることをオススメします!!!

 

 

 

はい、また語りましたが、(笑)

僕も毎日このように考えて毎日努力できているわけではありません。ですがこれが理想論という風にも思いません。すごく現実味のある話だと思います。

 

頑張れない日と思った日が1日でも良いように変わってくれたらすごくうれしいです。

 

 

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