4/27 WEBコーチング

2020/04/27

イメージ

こんにちは。校舎長の渡邊です。

全国高校総体の中止が発表されました。

中高大と10年間がっつりソフトテニスをしてきた私にとっては非常に同情してしまいます。残念です。

 

心配なのは「気持ちの切り換え」ができなかったことです。

集大成の結果がでないまま、ふわっと部活の終わりを迎えるのは辛いですね。

 

気持ちの切り換えをするなら、総体が中止になると発表された「今」が一番です。

このブログを読み終えたら、早速勉強に取り掛かりましょう。


ブログ遅くなってすみません。

昨日が模試だったので、本日は特別バージョンをお送りします。

イメージ

昨日は模試だったにも関わらず、

なんと6人も授業を受けてくれています!素晴らしい!

 

普段から模試の日が受講率が大きく下がります。

特に昨日は体力的・精神的にも疲れたと思います。

それでも受講をした6人は自分を誇ってください。

 

模試の前後は受講率が下がりますが、

それは「適切な時期」「適切な勉強」を意識してくれているからだと思います。

 

今すべき「適切な勉強」はズバリ「模試の復習」ですよね。

みなさんはしっかりとできていますでしょうか。

イメージ

各STEP簡単にご説明します。

 

STEP①自己採点

結果を待たず、帰ったらすぐに自己採点をしましょう。

くたくただとは思いますが、当日中に「自己採点⇒復習の計画を立てる」までしてしまうと圧倒的に効率があがります。

今回は模試の仕様上28日の22時に解答解禁になります。ご容赦ください。

ここで大事なのが、自己採点⇒復習にしないことです。

 

STEP②解きなおし(1)

解説を見て直していく前に、必ず「自力で解けるのか」「正答に対して正しい解説ができるのか」確認するために解きなおしをしましょう。

ここで大事なのが、凡ミスを凡ミスで片付けないことです。

全てのミスには原因と対処法があります。

凡ミスでくくってしまうと同じ凡ミスをしてしまうかもしれません。

 

STEP③復習

ここからやっと復習です。解説を見て、「自分でも解説できるように」「質問されても答えられるように」を目指して復習していきましょう。

今日はここの話で気になっていることがあるので、

ここは少し詳しく話します。

イメージ

気になっていることその①は「復習の期限」です。

「原則3日以内に終わらせましょう」

そのためにも当日中に自己採点を行い、復習の計画を立てます。

復習が遅れるほど「問題を解いている間の思考」を忘れてしまいます。

なぜその問題でつまずいたのか根本が正せない復習になってしまいます。

 

そして必ずアウトプットをしましょう。

「アウトプット含めて1週間」が目安です。

アウトプットを含めるとだいたい実施時間の2倍になるかと思います。

復習にかかる時間と計画を整理していきましょう。

イメージ

1週間で均等に割るとこのような時間になります。

実際には解きなおし・解説⇒理解に時間がかかるのでウエイトは変わります。

 

計画に組み込むのであればこのような図式になるでしょうか。

最近の校舎の状況と合わせてみました。

イメージ

TODOリストはだいたいの優先順に並べています。

時間は有限なので、ここに2時間前後の復習を追加するのであれば、

大幅な計画修正が余儀なくされます。

気になっていることその②はその計画修正の落とし穴です。

イメージ

模試の前後の受講率が落ちる傾向にあるのは、

この「一極集中型」の影響ではないでしょうか。

定期テストでも同じ現象が起こっていますし、

科目ごとでこれが起きている人もいます。

 

人それぞれ合う方法はあると思いますが、

この方法はオススメしません。

エビングハウスの忘却曲線が示すように、人間は忘れるのが得意な生き物です。

忘れることで自分の身を守っています。

当然忘れてはいけないものがあるので忘れないための機能もつきました。

それは長期記憶です。「繰り返し使う=忘れてはいけない」という仕組みになっています。ということは、「一極集中型」だとバランスよく勉強している人よりも「繰り返し使うこと」ができていないので、記憶の定着が遅れてしまうということです。

記憶のメカニズムは深いので「繰り返し使う」が全てではありませんが、第一に意識できることなので意識をしましょう。

 

要するに、「全くしない」という選択肢は非常にリスキーです。

毎日受講・毎日高速基礎マスターの量は減らしても「0にはしない」ようにしましょう。

イメージ

なぜかよくいるのが「模試の復習は時間がたくさんあるときにしようとする人」です。

これは「一極集中型」のさらに効率が悪い勉強方法になります。

模試の復習は多くが「期限」を求められません。「提出」の概念がないからでしょう。

しかし、今まで話してきたように賞味期限はあります。

後回しにして1日で復習する=「賞味期限が切れた莫大な勉強をする」と捉えてもいいと思います。

 

そしてなかには「やらない人」「できない人」もいます。

「やらない人」はモチベーションの問題ですが、

モチベーションがあるのに「できない人」がいるのではないのでしょうか。

それは単純に「たくさん時間がある=計画の調整日・他の予定が入りやすい」からです。「消費期限」として迫られているものの優先度の方が高いのでできなくなります。

イメージ

そもそも模試の復習にそんなに時間はかからない人もいます。

その人は「間違いなおし型」を疑いましょう。

 

左の図のように、わからなかったことがわかって満足する形です。

それだけでいえば問題はないのですが、「凡ミスだから」と片付けてしまう人や「解きなおし①②」をしない人も多くいます。

 

「この問題見たことあるんやけどなー」の原因の多くがこのパターンです。

これから過去問を何周もしますが、何度もぶつかるでしょう。

右の図のように直しが順調に進んでいても、自分の理解力・記憶力を疑ってアウトプットまでする丁寧な復習を心がけましょう。

 

復習のパートは一旦以上になります。

 

STEP④解きなおし(2)

1週間後・1ヵ月後ぐらいのスパンで解きなおしてみましょう。復習の際に問題を厳選してもいいかもしれません。意外と多くの抜けが見つかります。本番でできたら問題ないので、焦らず復習しなおしましょう。

これは補足ですが、解きなおしは国語の点数・英語の長文の点数が高くなりやすいです。これは「物語・エピソード」に関する記憶は長期記憶になりやすい傾向があるからです。「根拠の捉え方」に重点をおいて復習しましょう。


たいへん長くなりましたが、模試の復習は本当に大事です。効果抜群です。

そして「過去問の復習」もほぼ同様です。ということは「過去問演習には莫大な時間が必要」ということです。

早いうちから「正しい復習」「自分にあった復習」をマスターしましょう!