4月センレベ模試を終えて
2019/04/29
4月28日に、ついにセンターレベル模試が行われました。
個人的に今回の模試は、今後大学入試を受ける生徒全員にとって、皆が思っている以上に合否に関する重要な指標になると思っています。
この記事では、何故そう思うのか、具体的な理想の点数、について簡単にお話させて頂きます。
では早速、、、
まず始めに東進衛星予備校藤井寺駅前校では今回のセンレベ模試での具体的な得点目標が志望校別に算出され、表にまとめて掲示しています。画像をご覧下さい。
この表の特徴としては、
過去の生徒の実際のデータから算出している!ってこと。
つまり簡単に言うと、過去の受験者の内この点数を取った生徒の約70%がその大学に合格できているということ!!
(具体例を挙げると志望校が大阪大学理系だった場合、英語160点、国語150点、数学140点を取った過去の生徒のうちの71%が実際に合格したということになります。)
合格率71%と聞くとかなり難易度の高い目標設定のように思えますが、大学受験において71%は決して安心できる数値ではありません。71%というのはB判定くらいだと思ってください。今までに、B判定だったのに落ちてしまったという話は山ほど聞いてきました。個人的にはA判定でようやくまともに勝負できる土俵に上がれるとまで思っています。それほどまでに大学受験は厳しいものです。
ここで、この文を読んでいてこのように思われた方はいませんか???
「なんでこの時期の主要3教科の点数だけで合格率が見えてくるの?」
こう思われた方は少なからずいるでしょう。もちろん、点数が達していない人が100%合格できないという訳ではありません。
この事がいえる大きいな理由は2つあります。
①そもそも主要3教科は時間がかかる
これに関しては言わずとも皆さん理解されていると思います。英語、数学、国語、どの科目をとっても大量の時間を費やさないといけません。その3教科が現時点で基礎が完成していたらと考えると、これほど順調なことはありませんよね。
そして副教科に関してですが、副教科は比較的短時間で基礎の完成ができます。さらに言うと、センター試験はそもそも問題の難易度が高くはありません。全範囲の基本的事項の完全把握や標準的な問題を的確にこなす力があり、後は演習量さえこなしていれば、難問を解く力が無くとも満点を狙えます。つまりこの時期に主要3教科が安定している受験生は、これから夏休みに入るまでの約3ヶ月ほどで副教科の基礎をしっかり固めて、夏休み以降に余裕をもって過去問演習に取り組めるのです。それが次の話につながってきます
②夏以降の過去問演習量が明暗を大きく分ける
東進の過去のデータを見る限り、過去問演習や二次対策にどれだけ時間を費やせるかで合否確率が驚くほど変わってきます。夏休みからどんどん過去問二次対策を進めるためにも今の時期に主要3教科の基礎力の完成は必要条件です。さらに、基礎が固まっている人がセンター試験で点数を上げたいとき、最も効率的な方法がセンター過去問演習なのは明白です。センター予想問題でも構いません。とにかく形式が本番と同じものを何十回も解いて、形式に慣れつつ穴埋めをするということが重要なのです。そして志望校の二次試験の傾向をあらかじめ把握して早い時期から対策することも合否に大きく関わるのです。
今回は3教科の重要性について書かせてもらいました。28日の模試で結果が出た人、出なかった人、さなざまだと思います。目標点が達成できた人はここからが本当の勝負だと思って油断せず頑張ってください。逆に達成できなかった人はここで自分に絶望するのではなく良い意味で危機感を持って、周りの人よりも多く濃く勉強しましょう。逆転劇は必ず起こり得ます。僕も今まで数多くの逆転合格を見てきました。そのような生徒の共通点としては、最後まであきらめず常にやるべきことをやり続けていた、ということです。
受験本番までまだ時間はあります。やるべきことを逆算して計画的に学習していきましょう。