大学生活、研究室とは?大学院には行くつもりがなくても行ってしまう?(新人じゃない担任助手紹介)

2020/05/30

こんにちは。

僕は、

大阪大学基礎工学部 電子物理科学科 物性コース 4回生の小泉です。

阪大の産業科学研究所という中の、田中研究室に所属しています。

課外活動では体育会男子ラクロス部の主将を務めております。

 

 

 

この校舎唯一の4回生ですので、僕にしか書けないであろう、

国公立理系大学生の研究室生活、そして大学院について書いていこうと思います。

 

 

多くの理系の場合、4回生になると研究室に配属されることになります。

 

 

研究室は大きく分けると理論系と実験系に分かれる、みたいなのは聞いたことがあるでしょうか。

僕も高校の頃に聞いたことがあったのですが、当時のイメージしてたものとは少し違いました。当時イメージしていたのは、

 

理論系・・・机に座って紙とペンを持ち、あらゆる数式、物理法則などをこねくり回して、何か奇跡的に新しい物理法則を見つけ出す。

 

実験系・・・理論系が見つけてきたことを実験で確かめる。何か物を作る。

 

こんなイメージでしたが、実際は次のような感じです。

 

理論系・・・確認はされているけど詳しい事はわかっていない現象等を、既存の物理法則を考える事や計算機(プログラミング)によってシミュレーション(例えば、ほんの少しずつ角度を変えながら衝突させてどうなるかを見る)する事で明らかにしていこうというスタイル。なので理論系はシミュレーション系とも言われたりするそうです。(これは今調べて発見しました。)研究室に実験の装置などは無く、pcのみで行う。

 

実験系・・・例えば、抵抗の小さな電子部品を作りたいなという動機で、自分たちで物質を組み合わせたり、冷やしたり熱したり、圧力をかけたり強烈な電磁波を当てたり,,,(ここが研究室によって異なる)して、こうしたら抵抗が低くなった!という新たな発見を目指すスタイル。研究室にはドデカイ装置があったりする。

 

基本的に理学部は理論系、工学部は実験系の研究室がマジョリティとなります。僕がいる阪大の基礎工学部はその中間のような感じでどちらの研究室もあります。

 

 

学部を決める時にイマイチやりたいことが分からない、見つからないなどは皆さんも経験があると思います。そんなときはその学部のコース選択や、更に先を見越してどんな研究室があるかを見てみると、学部選びの良い材料になるかと思います。

 

 

最後に、大学院について。

ここからは僕の知る限りで、他の大学では大きく異なることがあるかと思いますので、

他の大学を志望している方は参考程度に読んでください。

 

 

入学時、阪大は「理系は8割が院に行く」と聞いていました。大学院がどんなものかもわからないし、わざわざ大学院の入試を受けて勉強を続けるために本当に8割も行くのかな、と思っていましたが、実際8割が院に行きます。

 

大学院に進む理由として、

大学院に行った方がより深く研究もできますし、身につけた高いスキルはさまざまな場所で重宝されることは間違いないです。

またそれとは別に、大学院に進まない選択をするには、既定路線から外れる為にエネルギーを使うことになるというのが分かり易いかと思います。そもそも普通に過ごしていれば周りに就活をしている子はほとんどいないので情報が入ってきません。なので院に行かないとすると、就職したい強い意思があり、授業や研究の傍らで、同じコースの子はほとんどしていない「就活」をしっかり3回生、4回生から始める必要があります。

 

稀に他大学の大学院に行く人もいます。

 

これらの背景から8割の学生が大学院に進学する事になります。

大学院には興味がなく就職を考える人は、自ら情報収集する事が大切です。

 

ちなみに僕は大学院の入試に向けて現在勉強しています。

 

 

長くなってしまいました。

学部、そして就職や大学院進学など、参考にして頂ければと思います。

 

 

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この写真は去年のリーグ戦(阪大vs関学)のものです。

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