2025年度共通テストについて

2023/08/14

今回は2025年度から始まる「新課程」共通テストについてお伝えしていきます。

まず、どうして2025年度の入試は大きな変更があるのでしょうか?

それは約10年に一度の「学習指導要領」の改訂が行われたからです。

現高2生は新しい学習指導要領に基づいて教育が進められているため、共通テストの出題教科・科目なども変更する必要があるのです。

具体的な変更を以下の4点に分けて確認していきましょう!

・「情報」の追加

・「歴史総合」「地理総合」「公共」

・「数学②」は「数学Ⅱ・数学B・数学C」に

・試験時間の変更

 

 

1.「情報Ⅰ」の追加

「情報Ⅰ」は実社会に出たときに、文字を読むことと同様のベースとなるリテラシーです。

情報技術や情報と社会のつながりなどについての理解を問う内容が問われます。

では、「情報Ⅰ」で注目すべき分野・ポイントは何でしょうか?

それはプログラミングです。

知識だけでなく、実際に活用できるか、社会に出てから実践できる力の土台を身に付けることが求められます。

課題を解決するために情報技術をどのように利用するかをきちんと理解し総合的に活用する力を育てる必要があります。

つまり、「情報Ⅰ」で学ぶ内容は、これからの時代を生き抜くための重要な足がかりといえます。

知識・探求心・実践の3点が重要です!

「情報Ⅰ」は受験生にとって未知のテストとなるので、早期に本番のレベルと問題の問われ方を知り、問題を解くための訓練を積むことが大切です。

東進での第3回「情報Ⅰ」体験模試は11/18(土)です。

 

 

2.「歴史総合」「地理総合」「公共」の新設

  • 「地理総合、地理探究」
  • 「歴史総合、日本史探究」
  • 「歴史総合、世界史探究」
  • 「地理総合、歴史総合、公共の中から2科目を選択」
  • 「公共、倫理」
  • 「公共、政治・経済」

上記6科目のうち、最大2科目を選択して解答します。

※2科目選択時には選択できない組み合わせもあるので注意が必要です。

 

 

3.「数学②」は出題科目が「数学Ⅱ・数学B・数学C」に

(「数学Ⅱ」「簿記・会計」「情報関係基礎」の廃止)

「数学②」のテストでは、「数学Ⅱ・数学B・数学C」の出題範囲のうち、「数学B」の2項目(数列統計的な推測)と「数学C」の2項目(ベクトル平面上の曲線と複素数平面)のうち、計3項目を選択します。

つまり理系の生徒だけが履修すれば良かった「平面上の曲線と複素数平面」を文系の生徒も履修しなければならなくなりました。

数学の科目編成の変化について下の表で確認してみましょう!

 

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4.試験時間の変更

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国語は「実用的な文章」という問題が増え、大問の合計が4つから5つに変更されることで、試験時間も10分長くなります。

数学②も選択問題が2題から3題に増えるため、試験時間は70分に変更されます。

理科は実質的な変更はないといえますが、これまで基礎つきの科目を受験する人は午前、基礎のつかない科目を受験する人は午後に試験が行われていたのが、どちらも午前の同じ時間帯にまとめられることになっています。

 

2025年度の共通テストからの変更点や新しい情報は素早くキャッチして、周りのライバルたちに差をつけましょう!!

 

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