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2020/12/16

受験のプロからの受験勉強アドバイス

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こんにちは。

だいぶ寒くなってきました。12月なので寒いのが当然ですが、やはり寒いですねぇ。

この記事は、受験生や保護者の方、まだ中学生だったり、すでに受験を終えた方かもしれません。

いろいろな方面から読んでもらえたら良いなと思います。

 

では、大学受験ということを念頭においてアドバイスをしましょう。

まず、入試問題を作成する人は、どんなことを目的として問題作成しているのかを正確に理解しておきましょう。

たとえば、高校の先生は定期テストを作る時、「その授業で伝えたことを理解できているか」を試せる問題を作ります。

模擬試験の問題作成者は、入試一般で出されそうな問題を予想して問題を作ります。

 

では、大学受験問題を作る人は、どんなことを狙いとして問題作成するのでしょうか。

これは、「その大学に入る学生ならば常識である事柄について、受験生が理解しているかどうか」を試すことができる問題を作ります。

したがって、志望校が決まったら、まずは、志望校が求めている「常識」の水準(レベル)を把握することが必要です。そのためには過去問を見なければなりませんね。

 

過去問を見たら、「解けるか・解けないか」は二の次でよいので、まずは、問題内容のレベルをざっくりと把握するとよいです。たとえば、高校の定期テストと比べると分かり易いです。

高校の定期テストと比べてわかることは、「試験範囲がとても広い」ことです。一部の範囲からだけで作られている入試問題はないです。

また、自分の志望校だけではなく、他の大学の過去問と比較するとよいです。とても参考になります。たとえば、同志社大学が志望校ならば、近畿大学、関西大学や大阪大学などの過去問と比較してみると、同志社大学特有の傾向が明確になります。

 

次に、志望大学の入試問題の傾向が把握できたら、対策を立てましょう。

対策は、具体的には、「教材選び」のことです。この「教材選び」は、レースでいえば、どの車を選ぶかということです。

レースでは、車を選ぶことは、部品選びから始まります。タイヤは何を履くか、エンジンはターボか自然吸気か、ブレーキングシステムはどうするか、ボディはアルミで行くのかカーボンで行くか、ウイングはどうするのか等、あらゆることを決めなければなりません。

この部品選びが、受験では「教材選び」です。そして、「教材選び」が合否を分けると言っても過言ではありません。良い部品は高いでしょうし、粗悪な部品は安いです。でも、レース=競争=入試に勝利しようとするならば、最も良い部品を選ぶべきです。そして、最も良い部品とは、「勝率の最も高い部品」です。

入試では、「勝率の最も高い教材」を選ばなければなりません。しかし、この作業が最も大切である反面、最も難しいです。

「勝率の最も高い教材」とは、合格者が最も多く使っている教材のことを指すと考えて差し支えありません。ここで絶対に間違ってはいけないのは、「受験生が最も多く使っている教材」と、「合格者が最も多く使っている教材」とは違うということです。

 

★ 勝率の高い教材≠受験生が最も多く使っている教材

 

受験生(=レース参加者)よりも、勝利者(=合格者)の方が少ないです。

★ 受験生>>>>勝利者

したがって、書店などで「受験生が最も多く使っている参考書」と宣伝されている書籍もありますが、受験のプロからすれば、まったく気には留めません。むしろ逆に「不合格者が最も多く使っている教材」という風に、うがった見方をすることの方が多いです。

では、「勝率の高い教材」はどうやって選べるのでしょうか。

それは、もう、合格者に聞くのが正しいということになります。そして、合格者に聞いて教えてもらって、実際に自分の手に取って検証して、気に入れば教材として採用しましょう。

以上のように、「勝率の高い教材選び」は、難題です。その第1歩は、合格者に出会うことです。しかし、合格者は大学生なので、頻繁に出会って教材について相談できる機会は、普通ではほとんど持てないと思います。

しかし、予備校や塾には大学生がいます。だから、教材選びについても聞きやすい環境が整っています。

 

私の勤めている東進衛星予備校 弁天町駅前校でも、大学生がスタッフとしています。

・植田先生=和歌山大学 システム工学部 3年生(東進OB)

・平田先生=大阪大学 経済学部 3年生(河合塾OB)

・田中先生=大阪府立大学 生命環境科学域 理学類 2年生(東進OB)

・寺島先生=神戸大学 理学部 2年生(東進OB)

・坂本先生=神戸大学 海事科学部 1年生(東進OB)

・桝本先生=大阪大学 文学部 3年生(駿台OB)

教材選びができたら、あとは、実行あるのみです。実行という名の受験勉強は、長期戦になります。この長期戦でやる気を持続させるためには、「教材選びが確実にできている=作戦が確実だ=理論上、教材を完璧に消化すれば勝てる(=合格できる)!!」という、根拠に基づいた自信が不可欠です。根拠のない自信ではだめです。

この冬が、勉強を加速させる大きな期間です。教材選びから失敗しないように、信頼できる合格者と繋がりを持ってください。そのためにも、まずは、行動してください。

 

ただいま、体験募集中です(冬期特別招待講習)。

相談にも乗りますので、ご活用ください。

最後に、寒いので乾燥に気を付けて過ごしましょう。

(冬期特別招待講習)

https://toshin-oe.com/school/oe/blog/21598/

 

(共通テスト同日体験受験)

https://toshin-oe.com/school/oe/blog/21692/

 

東進衛星予備校 弁天町駅前校

校舎長 百田

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