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2019/09/01

夏以降の理科の勉強法

8月25日のセンターレベル模試も終わりましたね。皆さん自己採点を行った結果はどうでしたか?夏休みに勉強した成果は出ましたか?

点数がかなり伸びた生徒もいれば、あまり伸びず焦っている生徒もいると思います。

藤井寺駅前校の生徒の自己採点結果を見ていると、主要3教科の点数が着実に伸びていて(第1志望合格ラインにはまだまだ届いていませんが)皆さんの努力が少しずつ結果という形になって現れていてすごく嬉しく思いました。

しかし、一方でかなり気になることもありました。ズバリ言います。それは「副教科」です。

大半の人が主要3教科である国数英を優先してやれと言われていると思います。なので副教科を後回しにしがちかもしれません。確かに国数英は必要な勉強時間が多く、センター試験の配点を見ても優先して勉強するのは理にかなっていますし正しいことだと思います。

とはいえ副教科を軽視していい理由にはなりません!

今から副教科の重要性とこれからの勉強法について話をさせてもらいます。

 

副教科の重要性

①センター+2次の全体で見たときの配点が想像以上に大きい

国公立大学の2次試験では試験科目が、理系では英数+理、文系では英国+社、というのが1番オーソドックスだと思います。そして大学の学力レベルが上がるにつれてセンター試験よりも2次試験の点数割合が高くなる傾向にあります。

何が言いたいかというと、センター+2次の全体で見たとき皆さんの想像以上に副教科の配点が高いということです。理系なら国語よりも理科の方が、文系なら数学よりも社会の方が、最終的に配点が高くなることなんていくらでもあり得ます。

 

②比較的に必要時間が少なく結果も出やすい → 心の余裕へ

副教科は主要3教科に比べると点数を安定させるまでに必要な勉強時間が少なく済みます。さらにセンター試験における副教科の問題の難易度自体が主要3教科のそれよりも低い傾向にあると思っています(あくまで個人的な意見ですし、演習量はもちろん必須です)。基礎基本を徹底させ、問題に慣れていくことでセンターで9割越えという高得点も比較的楽に狙えます。

何が言いたいかというと、今まで弱点だと思っていた副教科を比較的短時間で安定させ模試の合計点を底上げすることによって少し心に余裕が生まれるということです(慢心や油断とは違います)。勿論、主要3教科の勉強は継続させてください

 

 

これからの勉強法

このブログを書いている僕自身が理系だということもあり、今回は理系目線から僕なりの理科の勉強法を伝えられたらと思います。

まずはこの時期になってまだ理科が全然勉強できていないという受験生へ

「焦らずに頑張ろう!」

なんて軽い言葉は流石に言えません。ハッキリ言ってこの時期にもなってまだ全教科の基礎が身についていない時点で遅いです。それは事実なので受け止めて危機感を持って勉強してください。しかし、それと同時にこの言葉を受験生へ贈ります。

「やり方次第で今からでも理科を得意教科に変えて高得点を取ることはできます」

そのためにこれから言うこと参考にして下さい。

 

 

理科における勉強法の最適解はこの一言に尽きると思います

「現象の完全理解」と「基礎基本の徹底」 です!!!

現象の完全理解とは、物理現象や化学反応がどのような過程で生じたのかを1つずつ徹底的に理解して身につけること。

基礎基本の徹底とは、覚えるべき公式や化学式などを覚えた上で、その使い方を身につけること。です!

それをふまえた具体的な勉強法を説明します。

 

①用意するもの

・基本レベル(少し応用問題があるくらい)の問題集1冊 ← 学校で貰ったもので可

・二次レベルの問題集1冊(ex.重要問題集)

はい終わり。これだけでいいです。ほとんどの人がもう既に学校で貰っていますよね。出来るだけ問題集の数は減らしましょう。

 

②進め方

(1)まず基本レベルの問題集を最低2周してください。このとき注意するのは、間違えた問題は勿論のこと正解した問題に対しても「どの様な現象が起きて、どの公式を、どのように使って解いたか」を1問ずつ完全理解するように心がけてください。理想は1周で問題集を終わらせることですが、1周で全て覚えきれる人なんてほとんどいないので最低でも2周しましょう。

まず最初にこれを聞いてこう思った人がいると思います。

「問題集2周もしてたら国公立の2次試験や私大の過去問対策をする時間無くならないの?」と…

その答えとしては、もちろん過去問対策の時間は減ります。がしかし先ほども言いましたが理科は基礎基本の徹底が何よりも大切です。基礎が出来ていない人が焦って難易度の高い問題に取り組んでも効率が極めて悪いと言わざるを得ません。そしてこれは僕の実体験ですが、基本レベルの問題集をしっかり2週するだけで、センターレベルの問題で8割を超えることは絶対に可能です。人によっては9割超えも出来ると思います。

そしてセンレベで8割を超えた人は次のステップに進みます。

(2)ここからは難易度の高い2次レベルの問題集に取り組んでいきましょう!様々な問題の型に慣れていって少しずつ穴を無くしましょう。しかしここでも注意することがあります。2次レベル問題集はかなり難易度が高いです。少しでも苦手な範囲や自分が弱いと思う範囲があればすぐに基本レベル問題集に戻ってその範囲の基礎をもう1度行ってください

いくら難易度の高い応用問題とはいえ蓋を開ければ基本問題がミックスされているだけです。基礎が固まっているならそれを上手く組み合わせれば理論上は解けます。(簡単に言っていますがもちろん相当な演習量は必要です)。なので絶対に基礎を厳かにしないで下さい。

センターの過去問、二次試験の過去問も並行しながら自分が何点くらい取れるのかを把握しましょう。

 

 

以上が僕なりの理科の勉強法です。この方法で僕は、高3の夏休み前に物理、化学どちらとも30~50点くらいだったのですが夏明けの全統マーク模試で合計8割、最終的にセンター試験で合計9割をとることができました。

何度も言っていますが理科において(全教科にも同じことが言えますが)基礎基本の徹底が何よりも重要だと言うことを理解してください。焦る気持ちはものすごく分かりますが、やるべきことを1つずつ効率よく行うことを心がけてください。そして第1志望合格できるように最後まで粘り強く頑張って下さい!

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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